3代目奮闘記

PERSONAL HISTORY

2000年5月に田村商会へ入社してから
2010年12月までの10年間における田村の奮闘記です。

3代目奮闘記 2000年〜2010年

新店舗がオープンしてまもない6月に創業者である祖父が病気で亡くなりました。
享年91歳でありましたが、ショックは大きかったです。
サラリーマンを退職したのも祖父の病状を考慮し、
生きている内に私が家業に入ることで安心させたかったこともありました。

祖父は大阪市都島区で喫茶店を経営していたこともあったようですが、
終戦後、建設会社での勤務経験を生かして独立し、
昭和24年、池田市菅原町で田村商会を設立しました。
昭和30年4月に最初の店舗前で撮影された写真を叔父からもらい、
弊社のチラシやホームページにも掲載しております。
ちなみに写っている人物は私の曾祖父です。

気を取り直し、仕事に励むものの、売買仲介の仕事で成果を上げることが出来ませんでした。
7月には弊社で20年以上勤めていただいた方が独立するため退職されましたので、
結果を残さなければならないとプレッシャーが強まっていたと思います。

10月になり、ようやく初成約する事が出来たのですが、その時の嬉しさは今でも覚えています。
5ヶ月あまりの間、給料をもらうのが申し訳なく思う気持ちと焦りで悩みましたが、
大手不動産会社のような金看板はありませんので、
自分のブランドを確立し、顔と名前をどれだけ広めていけるかがこの商売では重要だと感じました。

その頃になって父が青年会議所やライオンズクラブなどに所属し、
積極的に活動していた意味が分かってきました。
人脈づくりだけでなく、自分を磨くために団体に所属し、
切磋琢磨することで祖父の後を引き継ぎ、会社を守ってきたという重みを感じました。

そして、翌年平成13年4月に私も社団法人池田青年会議所に入会させていただくことになります。