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2024年04月02日

不動産売却で失敗しがちなこと4選!注意点や対策を理解しておこう!

「不動産売却で失敗したくない」「不動産売却では何を注意したらいいの?」

このように、不動産売却で失敗したくないと考えている人は多いことでしょう。

 

不動産売却の失敗事例を理解して対策すれば、失敗する確率を抑えられます。

 

本記事は不動産売却で失敗しがちなこと4選、不動産売却時の注意点や

対策を解説します。不動産売却で失敗したくない人は、ぜひ参考にしてください。

 

不動産売却に必要な費用を理解していなかった

 

不動産売却で失敗しがちなこと1つ目は「売却費用が思っていたより高かった」です。

 

不動産売却には多くの費用がかかり、そのほとんどが売却する物件によって

金額が変わります。

 

不動産売却したことがある知り合いから、売却時に支払った費用の額を

聞いていたとしても意味がありません。

不動産売却に必要な費用は物件によって変動することから、

専門家に確認しておかないと手元に残る金額が想定より少なくなって

しまうということが起きます。

 

なお、次の表は、不動産売却時にかかる費用が変動するかどうかを表した表です。

項目

費用の変動

仲介手数料売買価格が高くなるほど上昇する
印紙税売買価格が高くなるほど上昇する
抵当権抹消費用抵当権を抹消する件数が増えるほど上昇する
譲渡所得税・住民税・復興特別所得税譲渡所得が増えるほど課税額が上昇する

 

上記のように、ほとんどの費用が変動します。

不動産売却に必要な費用の目安を知りたいときには、必ず不動産売却から

表の見積りを取得しましょう。

 

大手だから大丈夫と不動産売却を任せきりにしていた

 

不動産売却で失敗しがちなこと2つ目は「大手不動産会社に売却を

任せきりにした」です。

 

大手不動産会社に任せれば不動産売却は安心できる、という声を

聞くことがあります。

しかし、これは間違いではないものの、危ない考え方のひとつです。

 

不動産の販売活動をするのは、会社ではなく営業マンです。

営業マンの能力が低かったり、経験不足だったりすると、

いくら大手不動産会社だとしてもスムーズな売却ができません。

 

不動産売却を成功させたいのであれば、会社の規模だけではなく

営業マンの質を確認しておきましょう。

たとえば、営業としての実績や受け答えの正確さ、知識が豊富かなどを

確認しておかなければいくら大手でもスムーズな不動産売却を

実現するのは困難です。

 

また、不動産会社に売却を依頼する際には、媒介契約の内容を

理解しておくことも大切です。

不動産売買における媒介契約とは、不動産会社が売り手と買い手を

結びつけ、売買契約を締結する手伝いをする契約のことをいいます。

 

媒介契約には3種類あり、次のように内容が異なります。

 

専属専任媒介契約

専任媒介契約

一般媒介契約

有効期間

3ヶ月

3ヶ月

期間の定めなし

依頼可能な会社数

1社のみ

1社のみ

複数

依頼主への報告義務

1週間に1回以上

2週間に1回以上

なし

レインズへの登録義務

5営業日以内

7営業日以内

なし

自己発見取引

不可

締結する契約の種類によって売却できる金額や売却までのスピードが

変わるケースがあるため、どの契約を締結するのか慎重に判断しましょう。

 

内覧の対応が悪かった

 

不動産売却で失敗しがちなこと3つ目は「内覧の対応が悪かった」です。

 

売主は内覧を面倒なイベントだと捉えている人が多く、内覧の対応を

きちんとしない人がいます。

しかし、買主にとって内覧は、不動産を購入するか決断するために

必要な人生の一大イベントです。

内覧の対応ひとつで、買主に大きな影響を与えることは

覚えておかなければなりません。

 

なお、内覧時にやってはいけない対応と、とるべき対応は次のとおりです。

内覧時にやってはいけない対応

・内覧前に室内の清掃をしない

・買い手にネガティブな話はしない

(ネガティブな話は不動産会社から話してもらう)

・建物内の一部を見せない

・虚偽の内容を話す

内覧時にやるべき対応

・内覧前に室内の清掃・整理整頓をする

・地元の人しかわからない話をする

・すべての場所を見せる

 

内覧時に悪い対応をすると売却金額や売却スピードに影響するため、

できる限りきちんとした対応をしていきましょう。

 

売り急いでしまい相場より低く売却してしまった

 

不動産売却で失敗しがちなこと4つ目は「売り急いで安く売ってしまうこと」です。

 

みなさんは不動産の売却活動を開始してからどのくらいの期間がかかるか

ご存じでしょうか?

東日本流通機構の調査によると、2023年の中古一戸建ての売却には

平均日数83.3日、土地の売却には平均日数79.0[yt1] かかったそうです。

つまり、早くても3ヶ月程度、時間がかかれば1年必要ということもあるわけです。

 

しかし、売主の中には売却に時間がかかることを理解していない人もおり、

短期間で売れないと焦って相場より安く売ってしまうケースがあります。

不動産を売却する際には時間がかかることを理解し、余裕あるスケジュールが

組めるよう早めに販売活動を開始するのがおすすめです。

 

また、不動産会社の査定を受ける前には、自分で相場を調べておくことが大切です。

相場を調べておけば査定額の正しさがわかり、相場より安く売ってしまうことを

防止できます。

 

なお、相場を調べる際には、国土交通省の「不動産情報ライブラリ[yt2] 」を

利用するといいでしょう。

不動産情報ライブラリでは過去に売却された不動産の成約事例を調査でき、

売却予定の不動産に似た成約事例を確認すれば、おおよその相場がわかってきます。

 

まとめ

 

不動産売却は売主の行動や考え方で、失敗してしまうことがあります。

とくに今回紹介した4つの項目で、失敗する人が多く気を付けなければなりません。

 

失敗事例の内容を確認して対策を講じれば、不動産売却で成功する確率が上がります。

しかし、失敗事例を確認してもどのような対策をすればいいのかわからない

という人もいることでしょう。

 

田村商会では不動産売却に失敗しないためのコツをお伝えしながら、

売却のお手伝いをします。

不動産売却で失敗したくない人は、田村商会に不動産売却をお任せください。


 [yt1]P9

http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_2023.pdf

 [yt2]https://www.reinfolib.mlit.go.jp/